|
南太平洋、フィジーから飛行機で北に2時間ほど行ったところに、ツバルという南のまさしく楽園があります。イギリスから独立後、各国の援助と漁業権とが主な収入になっている貧しい国ですが、ISOで割り当てられたトップレベルドメインは【.tv】です。
このページでは、【.tv】の管理権をめぐる入札の経緯と結果を紹介しています。ツバル国に関する詳しい案内はTuvalu Overviewをご覧ください。Tuvalu Overviewの中でも【.tv】プロジェクトの詳細をご紹介しています。
1997年に京都・環境国際会議COP3が開催されたとき、ツバルからも首相以下数名が参加しました。南洋のツバルはキリバスという隣国と共に、地球温暖化による海面上昇の被害を受けつつある国として認知されていましたが、当事者であるツバルの発言権はほとんど認められなかったばかりか、会議半ばにして宿泊費が不足して、帰国しなければならなかったという話を耳にしました。
南洋の島国はどちらかといえば発展途上にある国ですから、温暖化の原因にはなっていないのです、それなのに被害を一番先に受けてしまっているのです。その上、そのような実体をアピールしたり、被害を予防したり、修復したりする資金はありません。
当社の提案は【.tv】のドメイン事業で得た資金を、温暖化の対策にあてられるようにシステム化し、そのシステム自体が新たな資金を生み出すように検討したものです。提案書は英文ですが簡単なものです。是非一度ご覧下さい。ご意見ご感想などいただけると幸いです。
※補足 ドメインネームとドメインビジネス
当社の案は、ドメイン事業で得た収益の一部を使って環境保護基金を設立するという事が骨子となっています。こうすることで、ドメイン事業の他に、基金に対する募金や援助、運用益といった収益を見込む事が可能です。その利益を地球の温暖化の防止策の研究にあてたり、関連のキャンペーンを行ったりすることに使用します。なぜそんなことをしなければならないのか?それはツバルもすでに海面上昇の被害を被っているからです。最悪の場合20年後には【国土】が海中に沈んでしまうおそれがあります。
私達は“国が消えてしまう...”という想像もできない事態を、ドメイン事業によって回避できる可能性があることを首相に提案しました。彼はその可能性を高く評価してくれたのですが....
事業者が決定したときに「.tvは神様からのプレゼントだ、そこからの収益は国を越えて南太平洋の島々に分配し、海面上昇の被害の復旧費にしたい。」と彼が言っていたと人づてに聞きましたが、この言葉は私達の挑戦の唯一の成果なのかもしれません。
又、世界で2番目に小さな国家「ツバル」が、ドメイン事業の成功をきっかけに国連に加盟できたという事実は、そのプロジェクトに関わってきた私達にとっても大変嬉しいことであるとともに、インターネットが小国を助ける原動力となりえることを証明しています。当社としては又違う機会を探して挑戦を重ねていきたいと考えています。
|